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2021/12/03 公開

10月に入社しましたYです!

初めまして。
10月に入社しました建設部所属の新人設計士です。
新人とは言っても
これまでも建築の世界で色々な経験を
積ませていただいて来ました。

「建築」と一言で言っても
大規模な公共施設から
戸建て店舗や住宅と
規模の違いによって造りが違ってきます。
私はその前者の各分野に関わる事が
多かったのですが
私達の一番身近で、生活そのものである住空間を
造る事への憧れと、
より快適にしたいと言うお悩みに
答えられる存在になりたいと思い続けていました。
「スクエアプラス」のこれまでの軌跡は
私にとって好奇心を掻き立てられる学びが沢山あり、
一員になれた今は新たな学びを
楽しみながら毎日を過ごしています。

そんな日々の中で、さまざまな発見や気付きが
毎日のようにあるのですが
設計業務の1つである「デザイン」と言うパートで
歯科医院のサインを任せてもらえ
看板や案内サインといった物を思索する事になり
「お客様のイメージや思いに近づけるといいな」と
思いを馳せながら制作するのは
難しいけれどワクワクもしてとても楽しいのです。

歯科医院 サイン 看板 デザイン リプロデュース 

医院の現在のサインはシンプルで
ハッキリした色合いでしたので、
少しやわらかい色合にして
お子さんや若い人達も目がいき易い方がいいのかなと。

数学のような正解がある分野ではないので
自分なりの試行錯誤をしながらも
看板,案内サイン共にやわらかいイメージの物で
いくつかのパターンを作りご提案しました。

イメージをご覧になった先生の感想は
看板について
「文字の色は、患者さんの目印になっていたようで、
以前違う色の看板に変えたら
『目印の色を変えられたから
分かりにくくなった!』
と言う患者さんが続出し、元の色に戻したのが
現在の看板なので変えずにいきます。」
とのお返事だったそうです。

私はその回答を聞いた時、先生の思いに
すごく微笑ましいホッコリした気持ちになりました。
確かに目印って人それぞれポイントにする物が違ったり、
昔からの景色の一部になっていたりと
無意識に脳裏に焼き付いていたりするので
そんな患者さん達の思いを
優先される先生は素敵だなぁと。。。

正解は「変えない」
想像もしなかった素敵な答えでした。

時が経てば全ての物が古くなって行き
壊れたり汚れたり色褪せたりするのは必然で
新しく作り替えたり買い替えたりする事は
否めないのですが、
ガラッとイメージを変える事も
必要だったりする一方、
古い物や変えない物にはそれぞれに意味があって
大事に残しつつ綺麗にすると言う
ご提案の大切さを改めて学ばせていただきました。

これからもお客様に限らず
人の「思い」を大切にして行きたいと思います。