2022/09/08 公開
アクティブケアについて
先日、メーカー様のWEBセミナーにて
アクティブケアについての講義を受講しました。
「医療」と「インテリアの融合」です。
インテリアの観点から予防医療を考え、
インテリアが与える生活環境をよりよくしようという考えです。
コロナ禍で家で過ごす時間が増え、
さらに仕事まで家でするリモートワーカーの数は
増加の一途をたどっています。
例えば片頭痛の方が住宅の生活環境において光過敏に晒され、
より症状が悪くなるという
結果が報告されているそうです。
光過敏、つまり住宅の明かり、
照明の影響が大きく病気の状態を悪化させたり、
改善させたりと光環境に左右されるそうです。
私も、昼白色いわゆる青白い光色は苦手で、
長くその空間いるとリラックス出来ず疲れます。
学校など、勉強する子供部屋などは
この光色を使用する事が多いです。
片頭痛の方は、昼白色より電球色の明かりの下の方が症状が
和らぐことがあるそうです。
そして、真っ白な壁に真っ白な家具で設えられた空間より
木目を使って茶系のグラデーションのカラーを使用した空間の方がリラックスできるそうです。
こういった様に、インテリアによる生活環境の違いにより、
健康に影響を与えることがある。
だからこそ、インテリアコーディネートを健康の視点から考える事が
必要になってくる時代であると提唱しておられています。
私も最近、医療施設のコーディネートに携わる機会が増えております。
日本インテリア健康学協会の尾田様が提唱しておられる
アクティブケアを通して人を健康に導くインテリアを
意識してコーディネートを考えていけたらと思っています。
せっかくインテリアのお仕事をさせていただいているので、
さらに付加価値をつけたご提案が出来るように
日々努力をしていきたいと思っております。