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対談

ベイサイドスクエア皆生ホテル編 vol.4

完成後のその先を見つめるホテル

バブル期には老舗旅館も敬遠された!!

ホテルと旅館の違いは何なんでしょうか?

中島社長
簡単に言えば、ホテルは主に客室を提供することを主なサービスとし、旅館は料理や対応なども含めたサービスを主として提供させていただくイメージです。 ホテル側の視点でいえば、客室の状態はサービスの根幹を為すものなので、ベイサイドスクエア皆生ホテル建設計画時には部屋の広さなどにこだわったんです。
木下稔
現時点においてもひとつは老舗旅館、ひとつは個性的なホテルという全く違う個性を持っているからこそ、ベイサイドスクエア皆生ホテルに泊まりつつ海潮園でご飯をいただくということがただ別館でご飯を食べているという印象を持たれない要因なんでしょう。

料亭に来て料理を食べている気分ですものね。
※取材は海潮園にて食事をいただきながら行っています。

木下稔
我々のスタッフも最初海潮園でお食事させていただいた折に、皆でこういった老舗旅館の味というものっていいよねって話になっていました。こういった老舗旅館というものが減っていくとすれば、それはさみしいことだと。
中島社長
皆が新しいものを追っていましたからバブル期にはこういった旅館は敬遠されたものです。ただ皆が強烈に新しくて派手なものに振れた反動もあって、そんな時代の後に海潮園のような趣を持った旅館を評価してくださるお客さまも増えてる傾向は確かにありますね。
若い世代の方にはこういった旅館で食事した経験もないことからかえって目新しく感じるということもあるようですよ。

名だたるホテルの客室も、意外とたいしたことはない!

これまでやってきた旅館という業態から異なったホテルの事業計画も具体的に決まっていてホテルの設計に入っていったんでしょうか?

中島社長
そうでもないですよ。
もちろん季節によっては逆転することもあるんですがやはり平日はビジネスで来られる方が主体ではあります。休日はファミリーで来られる方も多いため、部屋の組み変えするにも費用がかかります。これが経営的に痛いので、状況が許すならばいっそツインをシングルユース(1人で泊まることを前提に1人料金で泊まることができる)にして泊まっていただけるようにするなど、なるべく組み変えする必要のないように部屋を管理しています。
木下稔
お客様の立場に立つとうれしいことですよね。
駅前によくあるようなビジネスホテルと結局同じような料金でいい部屋泊まれて温泉あってですものね。また来たいという気分になりますし、それが大切だと思います。
中島社長
まあ、今の米子はホテル戦争という体を成していますからね。
木下稔
この状況で価格競争しても仕方ないですからね。
中島社長
他社のホテルも泊まってみましたが仮に名だたるホテルであっても客室にそこまで差があるのかと言えばそうでもない。
ベイサイドスクエア皆生ホテルは他県の方からどこかホテルを紹介してくれないかという話が地元に来た際に他県の方に紹介できるようなホテルを目指してますからね。 やはりせっかく米子まで来ていただいているのに、どこにでもあるようなただ泊まるだけというようなホテルを紹介するようではダメでしょう。 駅前の利便性のみを追求したようなホテルとは少し違った、料金的に安いんだけど決してクオリティが低いわけではない。というホテルができたと思います。